丸之内マシーナリの会社案内
御三家のひとつである紀州徳川家が治める紀州藩の城下町として栄えた和歌山市で1991年に創業しました。これまで大企業等から受託して専用治具、測定装置、自動機を開発製造する特機事業を企業経営の中心としてきました。この度、特機事業に加え、お客様のニーズに基づいて自社で製品を企画する定番製品事業をスタートしました。
精密加工部品面取り寸法の高速高精度測定装置
航空宇宙機器分野等の精密加工品の品質検査の課題に対応するため、開発した商品です。1件でも不良や不具合があると大きな事故につながる航空宇宙産業用途の場合、生産したロットは全数検査を行い万全の保障が必要です。そこで、弊社が培ってきた技術と経験とノウハウを活用して、簡便な操作で高速測定が可能で全数検査に対応できる検査装置を実現しました。
面取り測定装置の測定風景
測定者はステージに被検物をセットして、スタートボタンを押すだけで測定できます。熟練者でないと設定が難しい校正作業は必要ありません。後は画面の指示に従って被検物を載せかえるだけでOKです。タッチパネル画面表示を切り替えて輪郭(プロファイル)を確認できるので、完成検査以外にも加工工程内での中間検査にも適します。
新価値創造NAVI-有限会社丸之内マシーナリ
航空宇宙機器分野での需要が高まる面取り測定装置
「これまで機械加工部品の面取り寸法は、精度があまり重要視されませんでした。しかし近年は高い精度が求められ、製品の全数検査を必要とする場面も出てきています。一方で重要視されなかった故に簡単に、個人差がない形で測定できる装置がありませんでした。弊社の面取り測定装置は航空宇宙機器分野を中心に需要が期待されます。今後はこの測定装置の技術を応用して、さまざまな装置を開発していく予定です」(代表取締役/古川雅祥)